がすべてそのカードにざーっと記載されてしまう、そんな便利な魔法がないかなー……などという冗談が現場で飛び交うほどに悲惨です」 「でも、そんなピンポイントな魔法、ありゃしないんだろ?」 「残念なことに、ないそうですね。 そんなピンポイントな魔法は」 「で……おれに、なにをしろと?」 「あやまれ! 真面目に集計作業をしている事務員にあやまれ!」 「い、いきなり、どうした……」 「大変、失礼いたしました。 実はわたくし、ここ数日、その、冒険者データを集計してランクを算出する作業に従事していたのですが……」 「ああ。きみも、やっていたのね……」 「ふざけてます!」
www.tycfo.com 「なにが?」 「あなたですよ。あなた! シナクさん、あなたは存在自体が、非常にふざけています! 詳しく集計すればするほど、ふざけてます!」 「……い、いや。 いきなり、そんなことをいわれてもな……」 「一例をあげます。 過日、迷宮内に大量のモンスターが発生したおり、シナクさん、あなたは一日で膨大な数のモンスターに手傷を負わせました。その総数は、ご存じですか?」 「……ええーっとぉ……。 たくさん?」
ビルケン サイズ 「シナクさんの手によるもと、と、現在確定しているものだけでも、千二百体をこえるそうです。 では、次の質問です。 ギルド所属の冒険者が一日で倒すモンスターの平均数は、どれくらいになるでしょうか?」 「平均?
brikenstock おれだって、まったく遭遇しないこともあるし……それに、パーティとソロの扱いをどうするかで数値は変わってくると思うけど……」 「あまり厳密に考えないでください。 どのみち、ソロで迷宮にはいるほど酔狂な人とは、シナクさんを含めても数えるほど
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