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も答えておいてください

である空間に自ら足を踏み入れる事など今まで無かったからだ。 平然としているのは、こんなもの慣れっこどころか暗黒街など自分の庭の様なものである暗殺者3名と、その暗殺者が自分を守ってくれると信じて疑わない、おめでたいランカスター家の長女だけだった。残る者は、当然カレンも含め、今からでも引き返したかった。 www.banwu.org  「大所帯で歩くと目立ちます。悪目立ちは、命取りですから……。俺達3人と、ミティア様、カレン様で動きます。皆さんは、最大でも4人までの組に分かれて、適度に距離を取りながら付いてきてください。 話しかけられる事は、まずないでしょうが……万が一、何か聞かれたら黙秘するよう指示されているとでも答えておいてください。一番安全です」 幾らか、擬装であるが丁寧な調子を取り戻してレピュスは指示を出した。 カレンを除けば、最も若輩なのだが、最も場数をこなしているのは彼なのだった。ラズも、ウォーレンも今回レピュスが取り仕切る事において一切の文句は無い。仕事が減ってラッキーくらいに思っているかも知れない……。 「それから、最後の注意ですが、固有名詞は使わないように。必要な時は、俺の事はレイ、ウォーレンはウィル、ラズはイラスと呼んでください」 最後にして、最も大切な注意である。バーバリーブルーレーベル 3人は、世間一般にしてみればどこぞの若者達だが、裏社会に一歩入れば主要組織のメンバーとして赤丸チェックを受ける身分なのだ。  車を止めたところから、バラバラとなって暗黒街に入る。 「必要以上に口を開かないこと」 レピュスの注意を聞き入れ、来るまでは煩かったミティアもきちんと黙っていたので静かな移動だった。すれ違う者達は、少し不思議がるような目を向けるが、令嬢2人はすっぽり顔をフードに覆っている為、妙に目立つ事にはなっていない。  暗く、ごみごみした通りを進む内に、段々人声が聞こえてきた。騒々しいとも云える、何十……いや何百もの話し声。 「あれが会場です」ダウンジャケット 先頭を歩いていたウォーレンが、低い声で云った。 ポッカリと開けた場所にある、巨大なテント。中でサーカスでも出来そうな広さである。しかし、その色はとてもサーカステントとは間違えようもない。中の一切が見えない、黒い布のテントであった。入り口にはもぎりではなく、窮屈そうに黒スーツを着た、大きいというより巨大な男が2人立ち並んでいる。外で、または中で何か問題を起こそうものな
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