、モモとヤイクを信じて、待つ時だ。 「ああ、まるで夢のようだわ。やはり、ここは太陽の都ね……足も出来るし、ロジアにも会えるなんて」 願い事が、全部かなうなんて。 そんなテテラの言葉に、エンチェルクはこう思った。 願いは、かなったんじゃない。 皆でロジアを生かして連れ出し、モモとリリューがテテラを連れて戻り、ウメとキクが彼女の足を作る手はずを整えて、ついに再会したこと。
www.banwu.org 武の賢者宅の使用人が、手紙を片手に道場へと駆けてきた。 イーザスは去り、エインと伯母と今後のことを話し合っている時のこと。 「何事だ?」 エンチェルクからという手紙を受け取ると、伯母はさっと開いた。 文面に目を通したが、その表情に驚きはない。
バーバリーブルーレーベル レチというのは、リリューを追って弟と一緒に都に来た女性だ。 ほとんど顔を合わせていないし、話をしたことはないが、それくらいは聞いていた。 「今頃、リサーは……はっはっは……さぞや、遣いのものを怒鳴りつけていることだろうよ」 天の賢者を捕まえてリサー呼ばわりしながら、彼女はひとしきり笑い続けた。 「さて……」 その笑いから立ち直りながら、伯母は使用人に「まもなく帰るとつたえてくれ」と言って帰した。 「賢明なエンチェルクのおかげで、話がまとめられそうだ」
ダウンジャケット 。 この、男手の足りない都で、より安全性を高めるには、力を分散させないこと。 そう、伯母は考えたのだろう。 「すぐ支度します」 家から答えたのは、テテラだった。 少し距離があるため、母に
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