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よく知っている人物がいた

ルギーを感じるような……そんな街。彼にとって「2度目」の人生が始まり、終わった街。これから会いに行く人物は、そんな彼の「2度目」の人生を始めた人物であり、彼にとって自分自身さえ差し置いて主役と呼びたくなるような……そんな相手だった。その主役は、自らそこから降りるという。www.3qar-ksa.com  組織本部のある貿易社の近くに車を止めると、すぐに警備員が近寄ってくる。 「地下に用があるんだけど」 そう短く言うと、警備員ははっとしてトランシーバーをとる。すぐさま、別の――――傍目からは他の警備員とも変わらない組織の人間がやってきた。 「あなたはルカ殿……!」 「ボスに会いに来た。連絡はもうつけてるから」 「承知しました。車はこちらでお預かりします」 もう一人が運転席にルカと入れ替わりに乗り、専用駐車場へ向かって行った。 バーバリー  地下に降りると、人々の視線が一気に集まってくるのが感じられる。ルカが名前を憶えているような相手はいないが、向こうは一目見ただけで判る。何があったのか……とでも話しているのだろうか、ざわめきが大きくなった気がするがルカは構わず早足でボスの部屋を目指した。  急ぐ必要は無いが、どうしても気がはやる。走りそうになるのを抑えながら、目的の部屋の前まで行くとノックもせずに扉を開いた。  「やあ、久し振りだね」 そこには、よく知っている人物がいた。しかし、その人物をルカは知らなかった。 「誰?」 「……面白い事を言うね」 目を細めて優しげな笑みを浮かべている。果たして、姉――――エリエルザ以外にこんな笑みを向けてくる相手がいただろうかと考えてしまうほど。優しい笑顔だった。 「でも、的を得ているかもしれない。君と私は……本当の意味で会った事は無かったから」 「何言ってるの――――?」ダウンジャケット 自然な会話が、自然ではない。大きな違和感がそこにあった。目の前の人物にとって、生涯、解消されるはずがなかった不自然が解消されていた。 「『私』?」 「ボスを辞めたんだ」 ゆっくりと言った。何度も聞いた声が、新鮮に聞こえる。まるで、初対面の相手のように映る。 「やっと……私は、私になった。いや――――戻った」 嬉しさと切なさの混じったような複雑な表情でそう言いながら、「彼女」は立ち上がった。 「……そっか」 多分、同じ表情を浮かべているのだと思う。一歩、前に進み出た。 「“初めまして”」 ゆっくり手
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